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COLUMN

ChatGPT広告の審査と出稿できない業種|ポリシー解説

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公開日: /情報の確認日:

ChatGPT広告は広告主・広告とLP・掲載文脈の3段階で審査されます。米国外では金融・医療・法律サービスの広告は原則出せません(2026年11月時点)。

要点

  • 審査は「広告主」「広告クリエイティブとLP」「掲載文脈」の3段階です。多くは自動審査で、一部は人のレビューに回ります(出典: OpenAI「Ad policies」§4、2026年11月2日確認)。
  • 成人向け、酒類・たばこ、ギャンブル、政治、娯楽目的の薬物、詐欺などは出稿できません(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。
  • 金融とヘルスサービスは米国でのみ承認制で、米国外は原則禁止です。法律サービスは米国外では禁止です(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。
  • 個別の求人・物件の広告は禁止です。特定の求人・物件に触れない求人サイトや不動産サイトへの誘導は認められます(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。
  • 審査の所要時間は、ポリシーにも公式ヘルプにも記載がありません(2026年11月2日確認)。

本記事は、OpenAIの広告ポリシー v1.6(2026年9月版)を2026年11月2日に確認した内容に基づきます。日本国内で配信する広告を前提に、原文の見出しと対応させて整理しました。日本での提供状況は「ChatGPT広告はいつから?日本での提供状況」で解説しています。出稿の可否はOpenAIが判断し、本記事は法的な助言ではありません。

審査の流れ: 広告主・広告とLP・掲載文脈

OpenAIは、広告体験の全体を3つの段階で審査します。広告は審査を通るまで配信されず、承認後も監視が続きます。

ChatGPT広告の3段階の審査(Ad policies v1.6)
段階 確認される内容 基準を満たさない場合の例
1. 広告主 正当な事業者か、適格要件を満たすか(広告主の確認、アカウント品質、詐欺などのリスク信号) 事業者情報が不正確、主な事業が禁止・制限カテゴリに当たる
2. 広告クリエイティブとLP タイトル、説明文、画像などの素材とLP(遷移先ページ) 禁止カテゴリを宣伝している、または実質的に言及している。共通基準に反している
3. 掲載文脈 承認済みの広告を、掲載ポリシーに合う会話にだけ表示する 機微な会話やブランドにそぐわない会話の近くには表示されない

出典: OpenAI「Ad policies」§3・§4(2026年11月2日確認)

審査の多くは、LLM(大規模言語モデル)や分類器による自動審査です。重大度や判定の確信度に応じて人のレビューに回り、金融などの制限カテゴリでは手動審査が加わる場合があります。システムが審査できない広告やLPは、配信の対象になりません(出典: OpenAI「Ad policies」§4、2026年11月2日確認)。

承認後も、ユーザーの報告や自動指標による監視が続きます。違反の兆候があると、配信の制限、追加の審査、広告の削除、広告主単位の措置が取られることがあります。重大な違反、繰り返しの違反、欺瞞的な違反は、アカウントの停止や解約につながる場合があります(出典: OpenAI「Ad policies」§4、2026年11月2日確認)。

却下されたときの対応

却下された広告は、Ads Managerの「Ads」タブでステータスが「Not serving」になり、カーソルを合わせると理由が表示されます。広告を編集して再提出するか、誤りだと考える場合は再審査を依頼できます。よくある原因として、ポリシーに沿わない広告文やLPと、OpenAIのクローラ(ユーザーエージェントやIPアドレス)を遮っているLPが挙がっています(出典: OpenAIヘルプ「Troubleshooting Common Issues」、2026年11月2日確認)。

出稿できない・制限されるカテゴリ一覧

ポリシーは「どの商材でも守る共通基準」と「カテゴリ別の禁止・制限」の2層です。試験期間中に受け付けるのは主に消費者向けで、「生活・家庭用品」「地域サービス」「旅行・体験」「デジタル製品・教育」が挙がっています(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。

下の表は、§2に続く「Disallowed ads」の見出しを原文の順に並べたものです。「日本の広告主での例」の列は、編集部が原文の例示を日本の業種に当てはめた解釈です。OpenAIが示した例ではなく、審査の結果を示すものでもありません。

禁止・制限カテゴリと例外(Ad policies v1.6、2026年11月2日確認)
カテゴリ(原文の見出し) 扱い 例外として認められうるもの 日本の広告主での例(編集部の解釈)
成人向け(Adult content) 禁止 一般的な小売の文脈での下着・水着 マッチングアプリ、性的な製品・サービス
酒類・たばこ(Alcohol & tobacco) 禁止(アルコール度数0.5%超、電子たばこ・ニコチン製品を含む) 酒類が主役でない付随的な言及 酒類の通信販売、飲酒が主役の訴求
偽造品(Counterfeit goods) 禁止 なし 他社ブランドを模した商品
金融サービス(Financial services) 米国で承認された広告主のみ個別に可。米国外は原則禁止 金融商品や取引を宣伝しない家計簿アプリ・一般的な金融ソフト、金融サービスを提供しない金融教育 銀行、カード、保険、証券、ローン、決済サービス
ギャンブル(Gambling) 禁止 賭博が主目的でないカジノリゾートの宿泊、現金の賭けや賞金のないゲーム 宝くじ、スポーツベッティング
性的・暴力的な表現(Graphic sexual or violent content) 禁止 広告とLPが露骨でない年齢制限付きの娯楽作品、流血のない様式化された暴力表現 画像を性的に加工するツール
ヘルスサービス(Health services) 米国で承認された広告主のみ個別に可。米国外は原則禁止 医療的な主張をしない健康製品(フィットネス機器、ウェアラブル、生理用品など) 病院、歯科、美容医療、医療機器
求人・住宅(Housing and jobs) 個別の求人、賃貸・売買物件の広告は禁止 広告とLPが特定の求人・物件に触れない、求人・物件の掲載サイトへの誘導 自社の個別の求人募集、個別の物件の広告
法律サービス(Legal services) 米国で、配信地域の資格を持つ広告主のみ可。米国外は禁止 法律サービスを提供しない法律教育・メディア 法律相談、代理、書類作成の代行
政治(Political content) 禁止 なし 候補者・政党・選挙・公共政策への賛否
娯楽目的の薬物(Recreational drugs) 禁止 THCを含まないCBD外用品、ヘンプ衣料など 大麻・THC関連の製品
詐欺(Scams & fraud) 禁止 なし なりすまし、利回りを保証するとうたう投資話
機微な話題・出来事(Sensitive topics or events) 禁止 なし 宗教・人種・移民などへの実質的な言及、災害への便乗
ウェルネス主張(Wellness claims) 根拠のない健康効果の主張は禁止 運動プログラム、一般的な栄養食品、大手小売で広く売られるサプリメント ダイエット薬、デトックス、ヘルスコーチング

出典: OpenAI「Ad policies」§2(2026年11月2日確認)

注: §2の冒頭には、金融・医療・法律を「開始時点で不可」とする文と、承認した広告主には個別に認めうるとする文が並んでいます。各カテゴリの本文では、承認の対象は米国内に限られています(2026年11月2日確認)。

日本の広告主が特に注意するカテゴリ

日本向けの配信で影響が大きいのは、金融・医療・法律・求人と不動産の4分野です。共通する線引きは「サービスそのものは不可でも、取引や個別案件を伴わない周辺の商材は認められうる」です。

金融: 取引を伴わないツールと教育は一般に可

ポリシーは「Ads for financial services outside the US are generally prohibited.」と書いています。訳すと「米国外の金融サービスの広告は、原則として禁止されています」です(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。

日本向けでは、銀行、カード、保険、証券、ローン、決済サービスなどの広告は原則として出せません。家計簿アプリ、一般的な金融ソフト、金融サービスを伴わない金融教育は一般に認められます(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。決済機能を中心に打ち出すSaaSは、「決済サービス」に当たる可能性があります。

医療・美容医療: 医療的な主張をしない健康製品は可

ヘルスサービスも米国外では原則禁止です。米国の承認枠に歯科、病院、低侵襲の美容医療が含まれるため、日本の美容クリニックや歯科医院は原則禁止の範囲に入ると考えられます。侵襲的・高リスクの医療行為の広告は、米国でも認められていません(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。

サプリメントは判断が分かれます。「Wellness claims」の節は、大手小売で広く売られるサプリを認めうるとしています。一方で「Health services」の米国承認枠にも栄養補助食品が入っています(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。境界が原文に示されていないため、個別の判断になると考えられます。

医療行為を含まないヘアサロンなどは、禁止カテゴリに挙がっていません。ただし§3では、主な事業が制限・禁止カテゴリ(例として医療)に当たる広告主は、出稿の対象外になりうるとされています(出典: OpenAI「Ad policies」§3、2026年11月2日確認)。医療機関が医療以外の商品を広告する場合も注意が必要です。

士業: 米国外の法律サービスは禁止

ポリシーは「Ads for legal services outside of the US are currently prohibited.」と書いています。訳すと「米国外の法律サービスの広告は、現在禁止されています」です(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。

原文は対象に法律相談、代理、書類作成などを例示しています。そのため日本では、弁護士・司法書士・行政書士の業務の広告は対象になると考えられます。税理士や社会保険労務士の業務は、ポリシーに明示的な記載がありません。法律教育やメディアは、法律サービスを提供しなければ認められる場合があります(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。

不動産・人材: 個別の物件・求人は不可、サイトへの誘導は可

個別の求人と、賃貸・売買物件の広告は禁止です。広告とLPが特定の求人・物件に触れなければ、掲載サイトへのリンクは認められます(出典: OpenAI「Ad policies」§2、2026年11月2日確認)。不動産会社が物件の詳細ページをLPにする構成は使えません。自社の採用募集も、原文の「individual job listings」(個別の求人)に当たると考えられます。

当サイトの業界別の活用例でも不動産・人材領域を取り上げています。これらは、広告とLPが個別の物件・求人に触れない構成を前提としたもので、承認されるかはOpenAIの審査によります(2026年11月時点)。

クリエイティブとLPの共通ルール

カテゴリが許可されていても、共通の基準に反する広告は出稿できません。基準は広告文・画像・LPのすべてに適用されます。

すべての広告に適用される主な基準(Ad policies v1.6)
基準(原文) 内容
誤認・欺瞞(Misleading or deceptive ads) 機能・価格・成果・提携関係・他社比較について根拠のない主張をしない
不快な表現(Obscenities and offensive language) 商品名やブランド名を含め、下品・衝撃的な表現は却下されることがある
差別・嫌がらせ(Discrimination, harassment, and bullying) 保護される属性に基づいて個人や集団を貶める・排除する表現をしない
画面の模倣(Interface imitation) ChatGPTの見た目や話し方をまね、製品の一部と誤認させない
遷移先までの一貫性 承認された広告から禁止内容を含むページへリンクしない(原文の例: フードデリバリーから酒類の配達へ)
遷移先の正確さ(Destination integrity) LPは広告主と広告の内容を正確に表す
商標と許認可 自社または許諾済みの商標だけを使う。必要な資格を保ち、配信地域の法令を守る

出典: OpenAI「Ad policies」§2・§3(2026年11月2日確認)

日本で配信する広告には、景品表示法などの国内法令が適用されます。ポリシーも、事業を行い広告を配信する地域の法令を守ることを広告主に求めています(出典: OpenAI「Ad policies」§3、2026年11月2日確認)。

LPには技術的な条件もあります。審査用クローラのOAI-AdsBotの許可が必要で、OAI-SearchBotの許可も推奨されています。ログインやCAPTCHAなしで到達でき、リダイレクト先のホストでも遮られないことが求められます。ヘルプは、アクセスを直しても承認されるとは限らないと明記しています(出典: OpenAIヘルプ「Advertiser Guidance for Allowing OpenAI Web Crawlers」、2026年11月2日確認)。LPの構成から見直す場合は、ChatGPT広告の遷移先LPの設計をご覧ください。

広告が表示される文脈の制限

審査を通った広告でも、機微な会話やブランドにそぐわない会話の近くには表示されません。広告主の業種とは別の、掲載先の会話に対するルールです。

広告を表示しない会話の文脈(Ad policies v1.6 §1)
区分 原文に挙がる文脈
広告に不適切な文脈 児童の安全、安全策の回避、サイバー上の加害、危険な行為、論争のある社会的話題、詐欺・欺瞞、露骨・搾取的な性的内容、過激な暴力、ヘイト・ハラスメント、違法な内容、知的財産の侵害、誤情報、わいせつな表現、政治、プライバシー、規制品(ギャンブル・たばこなど)、自殺・自傷、テロ、武器
機微なユーザーの文脈 感情的に依存した会話、メンタルヘルスや個人の健康に関する会話、機微なユーザージャーニー

出典: OpenAI「Ad policies」§1(2026年11月2日確認)

18歳未満と判定されたアカウントと、一時チャットにも広告は表示されません(出典: OpenAIヘルプ「Ads in ChatGPT」、2026年11月2日確認)。一方、2026年4月のv1.1で、医療・法律・金融の相談の文脈は、既定で一律に対象外とする扱いではなくなりました。機微な会話は引き続き対象外です(出典: OpenAI「Ad policies」Changelog、2026年11月2日確認)。

自社ブランドの基準に沿って掲載を避けたい会話を指定する「Negative Phrases」(除外フレーズ)は、条件を満たす広告主だけが使えます(出典: OpenAIヘルプ「Ads in ChatGPT: The Basics」、2026年11月2日確認)。表示されやすい会話の伝え方は、コンテキストヒントの書き方と例文で解説しています。表示される場所と対象ユーザーは、ChatGPT広告の仕組みと表示される条件で解説しています。

ポリシーの変更履歴(v1.0〜v1.6)

広告ポリシーは2026年3月の初版から9月のv1.6まで、約半年で6回改定されています。出稿前だけでなく、配信中も定期的な確認が必要です。

OpenAI広告ポリシーの変更履歴(2026年11月2日確認)
版 時期 主な変更
v1.0 2026年3月 初版の公開
v1.1 2026年4月 医療・法律・金融の相談の文脈を一律に対象外とせず、より精緻に判定
v1.2 2026年5月 審査・監視・執行の仕組みを説明する節を追加
v1.3 2026年7月 広告主ポリシーを新設。金融・ヘルスサービスの対象カテゴリと市場を明確化
v1.4 2026年8月 求人・住宅の扱いを明確化
v1.5 2026年8月 米国で法律サービスを認める内容に更新
v1.6 2026年9月 広告原則・事業上の利益・競争上の立場と相反する広告を拒否できる権利を明記

出典: OpenAI「Ad policies」Changelog(2026年11月2日確認)

v1.6の規定により、ポリシーの条件を満たしても承認されるとは限りません。当社は本記事を30日ごとに再確認し、改定があれば更新日とあわせて反映します。

よくある質問

ChatGPT広告の審査にはどのくらい時間がかかりますか?

OpenAIの広告ポリシーと公式ヘルプには、審査の所要時間の記載がありません(2026年11月2日確認)。広告は審査を通るまで配信されません。配信が始まらないときは、Ads Managerで広告のステータスが「Serving」か「Not serving」かを確認してください(出典: OpenAIヘルプ「Frequently asked questions」)。

却下された広告は、もう一度審査を受けられますか?

受けられます。「Not serving」の広告にカーソルを合わせると、却下の理由が表示されます。広告を編集して再提出するか、誤って却下されたと考える場合は再審査を依頼できます(出典: OpenAIヘルプ「Troubleshooting Common Issues」、2026年11月2日確認)。

BtoBのサービスはChatGPT広告に出稿できますか?

BtoBという区分そのものは、禁止カテゴリに挙がっていません。ただしポリシーは、試験期間中の対象を主に消費者向けのカテゴリ(生活・家庭用品、地域サービス、旅行・体験、デジタル製品・教育)とし、それ以外のカテゴリは開始時点で不可と書いています。SaaSや研修が「デジタル製品・教育」などに当たり承認されるかは、個別の審査によります(出典: OpenAI「Ad policies」v1.6、2026年11月2日確認)。

不動産会社はChatGPT広告を出せますか?

個別の賃貸・売買物件の広告は禁止されています。物件を掲載するサイトへの誘導は、広告とLPのどちらも特定の物件に触れなければ認められています(出典: OpenAI「Ad policies」Housing and jobs、2026年11月2日確認)。物件の詳細ページをLPにする構成は避けてください。

審査に通りやすい広告文の書き方はありますか?

審査を通すための特別な書き方は公開されていません。公式ヘルプは広告作成の推奨事項として、提供する価値を明確に書くこと、商品やサービスを正確に伝えること、関連性の高いページへリンクすることを挙げています。誤解を招く広告や一貫性のない広告は却下される場合があります(出典: OpenAIヘルプ「Creating ads for ChatGPT Ads」、2026年11月2日確認)。

出典

  1. Ad policies(v1.6)OpenAI/確認日:
  2. Troubleshooting Common IssuesOpenAI Help Center/確認日:
  3. Advertiser Guidance for Allowing OpenAI Web CrawlersOpenAI Help Center/確認日:
  4. Creating ads for ChatGPT AdsOpenAI Help Center/確認日:
  5. Ads in ChatGPT: The BasicsOpenAI Help Center/確認日:
  6. Ads in ChatGPTOpenAI Help Center/確認日:
  7. Frequently asked questionsOpenAI Help Center/確認日:

当社サービスのご案内

広告文・画像・LPをOpenAIの広告ポリシーに沿って準備し、Ads Managerでの入稿から運用改善までを代行します。審査の結果はOpenAIが判断するため、承認をお約束するものではありません。

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